【山行記録】濁河温泉・はもずしエリア・緋の滝アイスクライミング
1/28(月)~29(火)と御嶽山の麓、濁河温泉のアイスエリアへいってきました。関西からはなかなか遠い場所ですが、氷までの短いアプローチ、快適な宿泊、性格の異なるエリアと三拍子そろった素晴らしいエリアでした。個人的には今シーズンの目標だったリードデビューも果たすことができ、充実のアイス合宿となりました。
アプローチ
濁河温泉へは、西側の小坂経由または東側の開田高原経由の2通りのルートがあります。西側から441号線を通るルートは道が細く携帯不通区間が長いということで、今回は東側よりチャオ御岳スキー場を経由して435号線(飛騨御嶽尚子ボルダーロード)を往復とも利用しました。ただしチャオ~濁河温泉間は、17時から8時30分まで冬期夜間通行止めになるので、注意が必要です。
標高1,770mの峠をこえる道路とあって眺めがよかったです。こちらは乗鞍岳。
こちらは御嶽山。
山行記録
【初日】10:30 はもずしエリア懸垂下降開始~16:00頃駐車場帰着~16:30緋の滝~16:45チェックイン
まずはアプローチ30秒のはもずしエリアへ。市営駐車場すぐ横の橋から懸垂下降で下ります。
エリア全景はこんな感じ。
トップロープを張って、各々登りました。最後はリードにチャレンジし、無事成功! 難しいラインではないですが、アイスでの初めてのリードは充実感がありました。
帰りは川の下流側より登り返しましたが、案外悪くてロープを出しました。
翌日に備えて緋の滝を下見後、宿にチェックイン。今回は湯の谷荘にお世話になりました。
温泉とご飯が素晴らしかったです!
【2日目】9:00湯の谷荘人工アイス懸垂下降開始~11:00頃登攀終了~12:00緋の滝懸垂下降開始~15:10登り返し終了
2日目は湯の谷荘前の人工アイスからスタート! これをつくっているご主人はアイスクライミングはやらないそうですが、はもずしエリアより高さがあり、なかなか本格的な感じで十分登りごたえがありました。
これで写っているのは上半分だけ。欄干から懸垂下降して下に降り立つわけですが、降り立ったところは今にも崩れそうな雪の島。下手すると川に落ちかねないので、注意が必要です。セルフ用のアイススクリューをもって下りるべきでした。結局、上から確保する形に変更。昨年の大雨で川の流れが変わったそうです。
午後はいよいよ緋の滝へ。展望台の手前より懸垂下降してアプローチ。登り返しにそなえてロープはフィックスしました。
取りつきがまたしても崩れそうな雪で、慎重に近づきます。
仲間にリードしてもらって、トップロープを張りました。これがリードできる日はいつくるかなぁ。。。
登り返し中、振り返ったところ。 登攀距離は20m弱(18m前後?)でした。
まとめ
はもずし、人工アイス、緋の滝とそれぞれ性格の異なるエリアがコンパクトにまとまっており、多様な楽しみ方ができるエリアでした。ゲレンデ的な雰囲気がありつつも、特に緋の滝では登り返しやビレイ点など考える要素があってアルパインの雰囲気も楽しむことができ、勉強になりました。
凍結は関西より一足早いようなので、シーズン初めの調整にもいいかもしれません。
機会があれば、緋の滝以外の他の滝も訪れてみたいなと思います。