奈良吉野の移住登山ガイド ちくちゅーの日記

山が好きで、山に住んでみたくて移住しました。山暮らし、ガイド報告、登山ネタetc.

初めての芹谷屏風岩

11/1(水)

先週に続き最近リード熱が高まっているジムメンバーで芹谷屏風岩へ。メンバー1人以外は全員初訪問。岩場に着く前に甲良町の充実した道の駅で一通り盛り上がりました。この道の駅「せせらぎの里こうら」には帰りも立ち寄り、豊富な品数に加えピザ屋さんやクレープもあり楽しいところでした。

駐車場情報やリボルト情報はこちらを参考にさせていただきました↓

xd125302.wp.xdomain.jp

急坂のアプローチをこなしていざ岩場へ。写真だといまいちどうなっているのかよくわからなかったのですが、巨大なハングが頭上にのしかかってきており圧倒されました。

 

ゴーアウェイ 5.10b リード×

壁の真ん中の凹角を登るルート。こういうのはステミングだよなぁ…と思いつつも、足が信用できずレイバックで頑張ってしまいテンション。終了点クリップもよいホールドがなく微妙なバランスでなかなか怖い。すっかり自信をなくす結果に…。

 

ハングルーズ 5.10a TR→RP

1本目のゴーアウェイですっかりビビってしまい、TRをかけてもらったので甘えることに。右壁を使うと足がだいぶ楽。そこまでしっかりガバというわけでもなく感じるが、ゴーアウェイよりはマシなのでノーテンで登れた。

その後、リードトライ。今度は右壁は使わず限定して登ってみる。足を雑におくと滑るので慎重に。無事にRP成功。少し自信を取り戻す。

終了点の右下あたり、足で踏みたくなるあたりが岩が崩れかけているので触らないよう注意が必要。落石するとビレイヤーにあたるかも。

 

ゴーアウェイ 5.10b TR

このエリアのグレード的にボルトルートの10bはもうこれしかないので、再度触ってみる(と言いつつTRですが…)。ハングルーズで体がほぐれており1本目より余裕があった。アップの大事さを認識したともいえるかも。中間部はステミングで登る体勢をつくることができた。終了点は相変わらず気持ち悪いが、できそうな兆しあり。

リボルトで終了点が5m下がったそうで、旧終了点を見上げてみると新終了点~旧終了点間がしっかり難しそうな感じ。前はもっと大変だった模様。

 

ラ・バンバ 5.11a TR×2回

このエリアの看板ルートと聞いており、ぜひ触ってみたかった1本。TRをかけてもらったのでやってみるが、やはり最高グレード10bの人間に11aは甘くない。まず像の鼻手前のクロスで取りにいくところで詰まる。次に像の鼻を右手で掴みながら左手を一気に伸ばしてフレーク状を取るところがなかなかできず。さらにフレークを取った後の右手でカチを取るところも何回も落ちる。多分40分近く取り付いていたような。

しばらく「こんなルートもう無理無理」状態だったが、大休止後、少しモチベーションが戻り最後にもう一度やってみることに。クロス取りで数回落ち諦めムードが漂うが、クロス取り成功→像の鼻→フレーク→カチ取りまでは体が動き落ちずに一気にできた。これには自分でも驚き。そこでフレークを左足で踏むことを忘れておりテンション。足を思い出してから先は終了点まで問題なし。

TRながら中間部の動きが自動化できたことには驚いた。ちょっとやり込んでみたいかも?と思ったものの、リードした途端わからされる予感もあり。。。

 

今回は圧倒的に登れる店長に高難度を楽しんでもらえれば、という趣向で自分はどちらかというと見学メインのつもりでしたが、ラ・バンバをじっくり触らせてもらい、いい目標ができました。

 

ゴーアウェイ 5.10b 

ラ・バンバ 5.11aを登るメンバー

道の駅で買った巻き寿司。素朴な味でよかったです

アプローチにて