大峯奥駈道縦走〔最終回〕八経~釈迦~行仙 2年半ごしの完結!!
10/8~10、大峯奥駈道縦走シリーズの最終回を実施しました!
何度も計画しては流れていた八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~行仙岳の未踏区間を、秋晴れのもとようやく埋めることができました。
これにより、2名の方が(女人禁制区間を除く)吉野から熊野までの大峯奥駈道を完走されました。本当におめでとうございます!!
1年間かけ大峯奥駈道を分割縦走するこのシリーズを始めたのが2019年4月。今回歩いたパートは2019年5月に当初予定していたものの、悪天候のため八経ヶ岳より途中下山となりました。その後、台風やコロナの影響でキャンセル続きとなり、2年半ごしの実現となりました。
数えてみると今回は4度目の再企画だったようです。辛抱強くお待ちいただいたご参加の皆様には本当に感謝です。
あまりのキャンセル続きに何か呪われているのでは?と思ってしまったときもあったほどでしたが、最後はこの日のためにとっておいたかのような好天のもと、八経ヶ岳~釈迦ヶ岳の大峯核心部をクリアし、続く南奥駈道もトレースすることができました。この2年半の間にメンバーの絆も深まり、長い待ち時間があったからこその和気あいあいとした雰囲気で、ハードな行程も全員そろって乗り越えることができました。特に釈迦ヶ岳を越えた2日目はテントを含む重荷を背負って13時間半行動という長い1日となりました。
もとはといえば2018年11月~12月にかけて、弘法大師の道の分割縦走を行った経験がこの奥駈道に繋がっています。弘法大師の道が無事歩けたことによって、より長い大峯奥駈道の実現が見えてきました。吉野・熊野・高野山が大峯奥駈道・小辺路・弘法大師の道でトライアングル状に繋がっていることに気づいたのもこのときでした。
今回、ガイドとしてトライアングルの二辺を繋ぐことができました。最後の一辺となる小辺路はまだまだ続くコロナ次第でいつのことになるかはわかりませんが、奥駈道と同じように諦めず粘り強くチャンスを狙っていきたいと思います。
この2年半、ガイドとしてさまざまなことを奥駈道から勉強させてもらいました。次は順峯(熊野→吉野)という声も一部から聞こえてきた気がしますし(笑)、未踏区間が残っている方もおられますので、奥駈道との縁はまだ終わりそうにありません。が、ひとまず公募プランとしてはこれにて完結です。
皆様、長い間本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!!!
―大峯奥駈道縦走の軌跡―
2019/4/20~21 六田駅~吉野川柳の渡し~青根ヶ峰~五番関
2019/5/17~19 和佐又山ヒュッテ~大普賢岳~八経ヶ岳~川合
2019/10/14 和佐又山ヒュッテ~大普賢岳~阿弥陀ヶ森~大迫
2019/11/9~10 池郷林道~持経の宿~笠捨山~21世紀の森
2019/12/14~15 21世紀の森~玉置山~熊野川~熊野本宮大社
2021/10/8~10 行者還トンネル西口~八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~持経の宿~行仙岳~白谷トンネル東口