大峯奥駈道縦走〔第1回〕吉野川~五番関 開催レポート!
先日、4/20(土)~21(日)の1泊2日で新企画「大峯奥駈道縦走」の第1回を開催しました!
吉野から熊野へ至る約100kmもの大峯奥駈道を、今年1年かけて分割縦走する大型企画です。
通常は吉野駅からスタートする方が多い奥駈道ですが、今回は古式に則り、かつての吉野駅で吉野軽便鉄道(現・近鉄)の終着駅であった、現・六田駅から吉野川を経由して吉野山を目指しました。
現在の六田駅。当時の駅舎はここよりやや東の位置にあったそうです。
いまでも当時の名残がみられます。
かつて吉野川の渡し場であった「柳の渡し」跡。
行者さんを除けば、現在ここから奥駈縦走を始める人はほとんどいないのではないでしょうか。
吉野川の水を汲んでいきます。この水を無事に熊野川にそそげますように。
ここが私たちのスタート!
街中をすすむとひっそりと「一之坂」の標識が現れます。
大正時代までは多くの人々が通過していたという道筋も、いまではほとんど知られていません。
やがて吉野山のメインストリートへ合流。吉野神宮では神職さんから貴重なお話しをいただきました。
今年は桜が長いです。櫻本坊の八重桜はいつも見事ですね。
といいつつ、花より団子な私たち…。笑
参加者のUさんによる野点。すばらしい癒しの時間でした。
上千本まであがってくると、まだまだヤマザクラが咲いています。
奥千本も見事でした。
初日のゴール・青根ヶ峰へ到着!
宿泊は川上村の「匠の聚(むら)」コテージにお世話になりました!
2日目は前日の続きでまずは林道歩きから。これから登る四寸岩山がそびえています。
山名の由来だという「四寸岩」を律儀にわたる人たち。。笑
四寸岩山の山頂からは、昨年歩いた弘法大師の道がよく見えました。
二蔵小屋では吉野古道保存会の方が管理作業をしておられました。頭が下がります。
2日目のハイライト・大天井ヶ岳への登り途中、振り返るとこれまでたどってきた稜線が一望できました。一番向こうの高い山が四寸岩山です。
そして大天井ヶ岳 1,439m へ登頂! この2日間の最高点です。標高約150mの六田駅から2日かけてやってきました。
その後、五番関の女人結界を経て天川村の登山口へ下山。大峯奥駈道の第1回目が無事に終了しました。
大峯奥駈道縦走はこの後、5月に第2回がひかえています。第3回目は、9月または10月を予定しています。南部の方は区切り方が難しいのですが、全5回程度で、遅くとも12月には完結できればと考えています。
ご参加の皆さま、ありがとうございました&お疲れさまでした! それぞれのタイミングで熊野を目指していきましょう!