北尾根から登る高見山 360度の大展望!
2/16(火)、公募プラン「北尾根から登る高見山」を開催しました!
霧氷で有名な高見山ですが、マイナールートを選べば静かな山歩きができます。今回は御杖村桃俣から、北尾根のクライマックス部分をたどりました。週末は山頂の避難小屋が混雑するため、あえて平日開催としました。反響があるか心配でしたが、わざわざお休みをとっていただいた参加者の皆さまには感謝です。
このところの暖気と前日の雨もあり雪は皆無でしたが、冬の高見山にしては珍しく展望に恵まれ、360度ぐるりと見渡すことができました。爆風でかなり寒かったのですが、風は写真には写りませんね(笑)
細い林道を入り、山頂と同名の高角神社よりスタート。
最初は急坂ですが、尾根に出るとマシになります。植林帯を抜けると明るい自然林歩きに。
お隣の尾根が高見山北尾根の本筋です。真ん中のとがったピークは大天狗岩。
天狗山にて北尾根本筋と合流します。下山時は方向注意。
なにやら古そうなお金?を見つけました。
実はここまで強い北風に吹かれていましたが、写真のポイントだけはなぜか無風でした。東側の展望がひらけ、歓声があがります。多くの山々が見えました。
三峰山。どっしりとした姿が印象的でした。
学能堂山
尼ヶ岳(左)と大洞山(右)
倶留尊山(奥)と古光山(手前)
青山高原の風車?
もう少し登ると、兜岳(左)と鎧岳(右)も見えました。
展望地からすぐで三峰山~高見山への縦走路に合流。
しばらく進むと高見山が大きくなってきました。
頂上の高角神社をズーム。肉眼でもはっきりと見えていました。
崩壊地を通過。よく見るとえぐれており、端には近づかない方がいいです。
高度が上がり、展望がかなりひらけてきました。バックの左奥に向かって伸びている尾根が北尾根です。完全縦走を目指すとなるとなかなか長いですね~
ワンポイント、岩場の下りがあります。土が凍っていて滑りやすく緊張しました。雪が多いと厄介なところです。
南側の大峠からの道と合流すると、もうすぐ山頂です。
というわけで高見山山頂に到着! 寒さにたえながら自撮り(笑)
頂上からは360度の展望が広がります。こちらは南側の台高山脈縦走路。真ん中のコブがいくつか並んでいるのが明神岳、国見山など明神平周辺の1,400m峰群で、わずかに雪が残っているようでした。さすがに標高が高いだけありますね(高見山は1,248m)。
大峰山脈もよく見えていました。大普賢岳は特徴的な形でわかりやすいですね。その他、金剛・葛城や吉野川の展望も美しかったです。
狙い通り避難小屋はすいており、昼食をとった後、往路を無事下山しました。
実はこれまで高見山で展望に恵まれた記憶がほとんどなかったのですが、今回大展望を満喫し、高見山いい山だな~とあらためて思いました。自然林も多いですし、霧氷だけでなく新緑や紅葉の時期もよさそうです(学生時代に新緑の頃登っているはずですが、もうほとんど覚えていません……)。
山頂以外では他パーティに会うこともなく、北尾根は貸し切りでした。マイナールート&平日効果で、快適な登山となりました。