奈良吉野で暮らすアウトドアガイドの日記

登山、ケイビング、カヤックのガイドをしています

ガイドは毎日同じことをやっていて飽きないのか問題

夏がきて、最近はすっかりケイビング(洞窟探検)のガイドに明け暮れている。カヤックもやっているけれど、最近はめっきり洞窟に偏っている。数えてみたら、8月に入ってからすでに10回も同じ洞窟に入っていた。いまのところ2日に1回は行っている計算になる。

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洞窟に限らずだけど、ガイド仕事は覚えることがたくさんある。全体的な雰囲気づくり、スムーズな進行、的確な解説、安全確保etc...

ケイビングガイドではもちろん安全確保や洞窟の成り立ちの説明などもするけれど、お客様の思い出に残るいい写真をとるのも仕事のひとつ。これはライトを変えたりして、だんだんとよくなってきた。

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入っているのは同じ洞窟でも、同じことを同じタイミングでしゃべり、同じ動作をしているという日はそうそうない。毎日同じようで微妙に違う。こうした方がもっといい、これはやってみたけどイマイチだった、そういう試行錯誤の繰り返し。

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大前提として参加者の方が毎回違う。天候も違う。自分のリズムも微妙に違う。そうした中で毎日のツアーが繰り広げられていく。同じプログラムを毎日やっていても、安定というものはない。

これを大変だと感じるか、面白いと感じるかは人それぞれだと思うけど、幸いどうやら自分は面白いと感じられるタイプのようだった。それがわかっただけでも、この夏洞窟に通い詰めた甲斐はあるのかもしれない。

「毎日同じことをしていて飽きない?」と聞かれるときがある。端から見ると同じことの繰り返しに見えるのかもしれない。自分も以前はそう思っていた。

でも今ならわかる。飽きない。毎日少しずつだけど前進しているのが感じられるから

これを何十年と続けたらどうなるのだろうと思う時がある。それはやってみなければわからない。その先を見てみたいと思う。

川上村の夏祭り・かみせ祭で出展

8/5(土)に開催された川上村の夏祭り・かみせ祭に出展しました。

地域おこし協力隊卒業を機に、この春から川上村商工会に個人事業主として加入し、若手の入る青年部の一員となりました。

かみせ祭はもう30年以上開催されている、川上村の夏祭りともいうべきお祭り。商工会が主体となってお祭りをつくっているということもあり、今年から始まったかみせブランド品評会という事業者紹介コーナーに出させていただきました。

ステージでは、ツアー割引券をかけて〇×クイズ&じゃんけん大会。

ブースでは、インタビュー動画とツアー写真集の展示。

自分自身この春に地域おこし協力隊を卒業したばかり。完全な個人事業主としてはまだ約4か月が過ぎたところで、仕事の組み立て方や生活のスタイルというのはこの先しばらくは(もしかしてずっと)試行錯誤の繰り返しだろうと思います。

そういう意味では自分自身の立ち位置やインタビューでの受け答えなども迷うところがあったのですが、「現時点での自分はこれ」というものを切り取れたという意味で、いい機会をいただけたのかなと思います。

祭りのフィナーレは恒例の花火。決して派手ではないですが、谷間にこだました音が体にずん、と響き大迫力。来年の祭りはどんな風に迎えるのかなぁと、花火を見上げていました。

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度付きマスクを買って考えたこと

ネットで注文していた度付きマスクが昨日届いた。

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きっかけは先日、川でシュノーケリングをしたこと。

僕は目が悪いので、普段は眼鏡をかけている。それでマスクをすると、眼鏡のつるの隙間から水が入ってくる→ので、眼鏡を外す→見えない。。。という状態になってしまった。

そのとき川底には多数の魚がいて、苔を食べる様子が面白かったり、魚の模様が美しかったりした。らしい。裸眼の状態でも魚がいることは見えていたのだけど、その動きや美しさまではよくわからなかった。それをこの目で見てみたい、と思った。

こっちに引っ越してきてからというもの、苦手だった水にカヌーで親しむことから始まって、たまに川に入るようになり、今年は沢登りにはまって、「川」とか「水」とかいったキーワードが気になるようになってきた。

以前は真夏でも大汗かきながら山(尾根歩き)でしょ!という感じだったのが、暑い夏はやっぱり沢だよね~という風に行動も趣向も変わってきている。

その変化には、やはりこちらの水のきれいさが大きく影響していると思う。

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我が家から車で15分ほどでいける上多古川(こうだこがわ)。上多古ブルーなんて言葉が一部ではあるくらい、美しい水色。この写真は林道から川を見下ろしてとったもの。

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〇〇ブルーというと有名なのが前鬼川。2年前の夏に沢登りをしたときの写真。ここは奈良の中でも結構南部(下北山村)なので、我が家(川上村)からはちょっと遠い。

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でもわざわざ前鬼までいかなくても、きれいな水は身近にある。これは吉野川紀の川の源流近く、北又川。右上の方に小魚がたくさん写っている。

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こっちもやはり吉野川紀の川の源流のひとつ、本沢川。川底の岩の模様が透けていて楽しい。

本当は山/森/湖/川といったものは全部つながっていて、区別するようなものでもないと思う。山の様子と川の色とそこに生きる魚に関連がないはずがない。今回買った度付きマスクを使って、水の中をいろいろ覗いたら、山を歩いたり沢を登ったりするだけではわからないことがわかるかもしれない。夏の楽しみがひとつ増えた。

山の日記念トレッキング 開催します

仲間とともに運営に携わっている川上村のエコツアー推進プロジェクト「山遊び塾 ヨイヨイかわかみ」で、山の日を記念したトレッキングイベントを行います。

環境省近畿地方環境事務所の主催で、ヨイヨイかわかみが実施者となり吉野熊野国立公園エリアのオススメコースをご案内する内容です。

特に水源地の森編の方は、普段入山できない原生林に立ち入る貴重な機会です。

僕もガイドとして両コースに同行する予定です。この機会にぜひ、山歩きを楽しみましょう。

詳細はヨイヨイかわかみのホームページにて↓↓

www.yoiyoi-kawakami.com

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2009年夏、中国青海省・玉珠峰6,178mの写真

昔のデータを整理していたら、懐かしいものが出てきた。

2009年夏の中国青海省、玉珠峰6,178mへいったときの写真。日本・中国・韓国の三国学生交流登山で、このときは中国が会場となっていた。北京から確か1週間で6,000m峰を往復するという、いま考えるとすごいスケジュール。

このときは北京オリンピックの際、聖火をチョモランマ頂上までもっていったという鬼のような強さのチベット系隊員が大活躍で、ベースキャンプも、キャンプ1(アタックキャンプ)も事前に全部が出来上がっていた。

登山としては自分自身はほぼ何もしてないのだけど、高所というのは体のことをずっと気遣わないといけなくて、その神経を張り詰める感じが面白いなぁと思ったことは覚えている。

その後、いつか高所にいきたいと思いつつ、思うだけで時間が過ぎていってしまったけど…。そのあと6000の世界にいけたのは昨年2016年のことで、玉珠峰から7年後。寒さの感じなどもはや何も覚えていなかったので装備選びはイチからやり直しだった。

次は体が忘れないうちに実現させたいものだけど。どうなるかな。自分次第ですね。

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ベースキャンプから見た玉珠峰

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高所順応ハイク。氷河の末端を見下ろす。

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キャンプ1へ、尾根を登高中。

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キャンプ1からは頂上ドームがよく見えた。

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頂上は天気悪くて何も見えず。。。

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下山後、ベースキャンプから頂上ドームのトレースがうっすらと見えた

オオヤマレンゲに会いに、再び八経ヶ岳へ

7/15(土)、奈良山岳自然ガイド協会主催のガイド山行で一週間ぶりに八経ヶ岳を訪れました。

わずか一週間の差でしたが前回見かけなかったキノコがあったり、木々の新葉の開き具合が変わっていたり、季節の移り変わりを感じました。午前中はとてもお天気が良く、午後の雷雨が心配でしたが結局雨には降られず大展望を楽しめました。

オオヤマレンゲはそろそろ終盤というところかな。連休中はまだ楽しめると思いますが、それ以降はもう来年ですね。

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山頂からはどこを見ても山また山の近畿最高峰。こんな奥深い山を日帰りで訪れられるというのはすごいことです。といっても車のアプローチまで含めると日帰りだと結構ハードなコースなのは間違いないですね。小屋orテント泊でゆっくりプランというのもいずれやってみたいものです。

 

オオヤマレンゲの咲き誇る八経ヶ岳

先週末、7/9(日)に所属する奈良山岳自然ガイド協会の主催ガイド山行「オオヤマレンゲの咲き誇る八経ヶ岳」の担当ガイドとして八経ヶ岳へいってきました。

お客様は3名様のみの少人数制で、のんびり和気あいあいと近畿最高峰・八経ヶ岳登山と可憐なオオヤマレンゲの姿を楽しむことができました。

このコースは奥駆道に出会ってからのシロヤシオの数がすごいので、シーズンは見ごたえがありそうですね。来年はそんな企画もしてみようかな。

オオヤマレンゲはまだまだつぼみもあり、今週末くらいまでは楽しめそうです。自分自身今週末に再びガイドでここを訪れるので、1週間でどんな違いがあるか確かめたいと思います。

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登山口入ってすぐ、ヤマアジサイがお出迎え

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奥駆道からは稲村ヶ岳の展望が

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昼食には地元天川村ジビエも楽しんでいただきました

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オオヤマレンゲのつぼみ。週末までもってほしい。。

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さすがの見ごたえでした

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ひらききる手前くらいが雰囲気あっていいですね

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雨が降り出すとどこからともなくカエルたちが登場してました

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下山後はリニューアルしたばかりの天の川温泉であったまりました