2022年の振り返りと2023年の展望
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2022年はクライマー1年生といった感じの1年でした。昨年、ブログに2022年の展望をあげた時点では大きな目標といったものは何もなかったのですが(記事にもそれが表れていますね…)、2021-22シーズンは寒冬で近場のアイスエリアがよく凍り、1~2月は熱心にアイスクライミングに通っていました。そこで目標にしていた氷瀑が登れたことがきっかけで、さらに登攀力をあげたい、そのためには無雪期にもクライミングをしなければ、という流れで3月以降はボルダリングジムにひさしぶりに通いだしました。ボルダリングを熱心にやっていると登ること自体のモチベーションもあがるもので、春先は川上村屏風岩、行者還岳南尾根直登といったかねてから気になっていたルートをトレースすることができました。6月はひさしぶりに堡塁岩に2回行き、日本山岳会の若手有志で交流会を実施しました。ここで出会った方と年末はクライミングに行くなど、いい流れができつつあります。
ちなみに日本山岳会の交流会はもともと関西支部で実施しているヒマラヤ登山塾というものがきっかけで、2021年12月の回の際に登山塾後の飲み会で次は会議室だけでなくフィールドでも交流したいねという話がもちあがり、3月にはクライミング交流会を企画したものの天候不順でツリークライミング体験会に変更、6月に念願のクライミング交流会を実施という流れになります。11月にはユース交流会で広島まで登りに行くなど、最近は日本山岳会の繋がりにもよい刺激を受けています。
夏は沢登りに5回出かけました(ブログにアップした4回プラス、ガイド研修で大峰のモジキ谷へ)。やはりボルダリングジムのよい影響があり、これまでより登攀力のいる2級程度の沢が中心でした。目標としていたシオカラ谷や台高・中の滝に結局行けなかったのは残念でしたが、その下準備はできたと思います。しかし滝の登攀で行き詰って怖い思いをする場面もあり、反省も残りました。
秋以降は再びクライミングシーズンで鬼ヶ牙や北小松の岩場、ブッシュマン登攀、名張通いなどだんだん外岩の経験値も増えてきました。目標としていた外岩5.10bは達成ならずでしたが、あまり焦る必要もないかと思っています。
といった感じで主にプライベート山行が充実していた1年でした。とはいえ遊んでいたばかりではもちろんなく、仕事の面ではM社との企画づくりや書道の雑誌での連載など新しい経験もさせていただきました。学生時代以来の南アルプスをガイドとして訪れたことや、小辺路のスルーガイド、行政との登山道調査も大きな仕事として印象に残っています。
娘が4月から保育園に通いだし、日中は夫婦の時間をとれるようになったことは大きな変化でした。秋は運動会や生活発表会など行事が続き家族全員が体調を崩す場面もありましたが、子どもの成長はあっという間で、いまや普通に会話できることに驚きながら慌ただしい毎日を楽しんでいます。9月には京都の愛宕山へ三つ参りに行き、記憶に残る親子登山ができました。
実は1本の電話がきっかけでこの春に3年ぶりの海外登山を予定しており、それが今年のメインイベントになりそうです。海外遠征後については、遠征で何を感じるか次第で正直まだ想像がつかない部分が大きいですが、引き続きクライミング能力をもう少しあげたいな~とぼんやり考えています。
何年も先の大きな目標を掲げてやっていくというのはどうも性に合わない気がするので、あまり気負わず、半年~1年先くらいの楽しみを考えて過ごしていきたいと思います。とりあえず海外遠征はもちろんピークに到達したいと思っていますし、あとは外岩グレード更新、クラックでのリードができるようになれば御の字かな~。
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