三郎ヶ岳周遊と宇陀の隠れた名所めぐり
今日は来週にひかえた三郎ヶ岳ガイドの下見へ。
奈良県の北東部、宇陀市に位置する三郎ヶ岳は関西百名山のひとつに数えられています。千年桜で有名な仏隆寺から高城山~三郎ヶ岳と縦走し、牛繋ぎの桜で知られる諸木野の集落を経由して再び仏隆寺に戻る周遊コースが春の時期はよく歩かれています。一周約10km、4時間ほどでまわれるお手軽コースです。
近くには十数本の杉が融合し特異な姿を見せる「高井の千本杉」や鏡のような神秘的な湖面の「龍王ヶ渕」など、渋い名所が多くあわせてまわるとコンパクトながら充実の一日が過ごせます。
山の中で出会ったのは一人だけでしたが、さすがに土曜日とあって仏隆寺や諸木野の集落は桜目当ての観光客でにぎわっていました。そんな中でも諸木野では地元の方にコーヒーをいただき、色々とお話を聞くことができ思い出に残る時間が過ごせました。
宇陀や曽爾の方にはまだまだ気になる山や名所が多く、これから開拓していきたいところです。
アルプスの山のように分かりやすい魅力や知名度があるわけではないものの、三郎ヶ岳のような里山にはなんともいえない渋い魅力がありますね。うまくそれを伝えられるような方法はないものか悩みます。
ともかく、一度はいくべきとおすすめしたい名コースでした。
高井の千年杉
すごい迫力です
登山口となる仏隆寺にて。楽しい無人販売
千年桜
三郎ヶ岳山頂は展望良好
三郎ヶ岳山頂直下には摩崖仏が残る
諸木野集落、牛繋ぎの桜
再び戻って仏隆寺、千年桜
龍王ヶ渕。この日は少し風があって鏡のような湖面は拝め