6月7日は山の神の日
毎年1月7日、6月7日、11月7日は山の神の日です。
山の神様が山の木の数を数える日とされていて、この日だけは皆、山へ入りません。
今回はあいにくのお天気で、ブルーシートをかけて雨除けをしての神事でした。写真が妙な色になっているのはそのせいです。。。
今年もあと半分、大事なく過ごせますように。
これまでの山の神の日は↓↓
2019年6月6日(木) 大峰・大台の隠れた展望台。新緑の竜口尾根・又剣山へ!
いつも大蛇嵓から眺めている尾根を歩いてきました。
大台ヶ原・大蛇嵓より。この右手に屏風のようにそそり立つ尾根が「竜口(りゅうご)尾根」。今回は奥から手前に縦走する形です。
登山口までは山深い林道のドライブ。上北山村の道の駅から小一時間ほど走ります。途中、大峰山脈を一望する展望台あり。ここに景色を見に来るだけでも楽しいかも。
林道から木製階段をあがって、登山スタート。苔と新緑が綺麗です。
竜口尾根、最初のピーク・又剣山。知る人ぞ知るマニアックな山ですね(笑)
又剣山の山頂付近より、これから歩く竜口尾根と大台ヶ原(右奥)を望む。
それでは縦走開始…と思いきや、いきなり大物の蛇に遭遇してびっくり。この日はシカ多数にサルも見かけました。
基本的に尾根伝いですが、地味に迷いそうなところが多くていやらしい。各ピークからの下りは支尾根に入らないように要注意。霧の日は怖そう。晴れると、このように所々で大展望がひらけます。一番向こうが大峰山脈。
五兵衛平は休憩適地。尾根全般そうですが、存在感ある巨木が多いです。
1320m峰から縦走路を外れると、大蛇嵓を真正面に望む露岩にいきあたります。正面に迫る大蛇嵓はもちろん、西の滝や中の滝が流れ落ちる光景も大迫力。このすごさは写真では伝わらない…! ぜひ自分の眼で確かめてみて欲しいです。
縦走路に戻り、途中、角度を西に変えて笙の峰を目指します。と、さらっと書いていますが、この西へ直角に曲がる箇所は尾根が広く踏み跡は薄いというかなりいやらしい場所で、ここで迷う人は多いんじゃないでしょうか。GPS携行推奨です。
道中、又剣山がよく見えました。
笙の峰は展望なし。ここからの下降も尾根を外さないように注意。
西大台からの登山道と出会い、やがて林道へ出ます。ここからは林道と山道を行ったり来たりしながら一気に高度を下げていきます。
昔、山仕事に使われていたと思われる廃小屋を発見。石積みがすごいです。
だんだん気温が上がってきて標高差を感じる頃、小処温泉へ下山! そのまま温泉へ直行できるというのが素晴らしいですね~
アプローチに難ありかつ体力的にも楽とはいえませんが、右に大台、左に大峰を望みながら、奥深い自然の真っただ中を歩いていくこのコース。なんともいえない魅力があります。おすすめです。
6/16「大普賢岳」公開しました!
6/16(日) 開催「大峰の峻峰 大普賢岳」を公開しました!
★大峰の鋭峰・大普賢岳を最短コースで目指します。
★ハシゴの連続する厳しい道のりに少人数制でチャレンジ!
★6月の大普賢岳は花の季節。可憐なお花が疲れを癒してくれます。
詳細・お申し込みはこちら!
知る人ぞ知る大峰の峻峰・大普賢岳を和佐又山ヒュッテからの最短コースで目指します。最初は穏やかな森歩きから始まる登山道ですが、笙の窟(いわや)を過ぎると様子が一変、ハシゴが連続する体力勝負の道のりとなります。急傾斜が続き最後まで気が抜けませんが、頂上に着いたときの達成感は格別! 6月の大普賢岳は花の季節で、シロヤシオ、イワカガミなどのお花が疲れを癒してくれます。少人数制で憧れの名峰にチャレンジしましょう!
6/9(日)「学能堂山」 公開しました!
6/9(日)開催「“幻の花”ベニバナヤマシャクヤクに出会う 学能堂山」を公開しました!
★環境省指定・絶滅危惧種の“幻の花”ベニバナヤマシャクヤクを訪ねます。
★学能堂山山頂からは360度さえぎるもののない大展望が広がります。
★山岳雑誌『岳人』6月号掲載のとっておきコースを筆者がご案内いたします。
詳細・お申し込みはこちらから!
冬場の霧氷で有名な高見山や三峰山にほど近く、360度遮るもののない大展望の山頂ながら、あまり知られていないマイナー名山・学能堂山。しかし毎年6月上旬には絶滅危惧II類の“幻の花”ベニバナヤマシャクヤクが咲く山として、お花好きの間では知られた存在です。今回は山岳雑誌『岳人』6月号に掲載のコースを筆者がご案内。奈良県でベニバナヤマシャクヤクが咲くのはここ学能堂山と大峰山脈の観音峰だけです。貴重な自然の神秘に出会いに行きましょう。
竜口尾根・又剣山 公開しました!
6/8(土)開催「大蛇嵓を正面に望む絶景尾根! 竜口尾根・又剣山」を公開しました!
★大蛇嵓を正面に望む竜口尾根を訪れます!
★又剣山から小処温泉へ。個人では難しい縦走ルートです。
★時間が許せば秘湯・小処温泉で疲れを癒しましょう♪
詳細・お申し込みはこちらから!
https://www.mt-chkch.com/ryugo「竜口(りゅうご)尾根」は迷いやすく険しい難ルートではありますが、大蛇嵓を正面に望み、大峰山脈の大展望も広がる知る人ぞ知る絶景尾根です。
今回は又剣山から小処温泉へ、個人では難しい縦走ルートでご案内。縦走路から少し外れた絶景ポイントもしっかりご案内いたします。
新緑の竜口尾根を端から端まで楽しみましょう!
やまちゃん新緑バージョン
令和最初のやまちゃん。この時期の森は光がさし込むと本当に綺麗ですよね~。そんな濃淡ある新緑の景色をイメージしました!
大峯奥駈道縦走〔第1回〕吉野川~五番関 開催レポート!
先日、4/20(土)~21(日)の1泊2日で新企画「大峯奥駈道縦走」の第1回を開催しました!
吉野から熊野へ至る約100kmもの大峯奥駈道を、今年1年かけて分割縦走する大型企画です。
通常は吉野駅からスタートする方が多い奥駈道ですが、今回は古式に則り、かつての吉野駅で吉野軽便鉄道(現・近鉄)の終着駅であった、現・六田駅から吉野川を経由して吉野山を目指しました。
現在の六田駅。当時の駅舎はここよりやや東の位置にあったそうです。
いまでも当時の名残がみられます。
かつて吉野川の渡し場であった「柳の渡し」跡。
行者さんを除けば、現在ここから奥駈縦走を始める人はほとんどいないのではないでしょうか。
吉野川の水を汲んでいきます。この水を無事に熊野川にそそげますように。
ここが私たちのスタート!
街中をすすむとひっそりと「一之坂」の標識が現れます。
大正時代までは多くの人々が通過していたという道筋も、いまではほとんど知られていません。
やがて吉野山のメインストリートへ合流。吉野神宮では神職さんから貴重なお話しをいただきました。
今年は桜が長いです。櫻本坊の八重桜はいつも見事ですね。
といいつつ、花より団子な私たち…。笑
参加者のUさんによる野点。すばらしい癒しの時間でした。
上千本まであがってくると、まだまだヤマザクラが咲いています。
奥千本も見事でした。
初日のゴール・青根ヶ峰へ到着!
宿泊は川上村の「匠の聚(むら)」コテージにお世話になりました!
2日目は前日の続きでまずは林道歩きから。これから登る四寸岩山がそびえています。
山名の由来だという「四寸岩」を律儀にわたる人たち。。笑
四寸岩山の山頂からは、昨年歩いた弘法大師の道がよく見えました。
二蔵小屋では吉野古道保存会の方が管理作業をしておられました。頭が下がります。
2日目のハイライト・大天井ヶ岳への登り途中、振り返るとこれまでたどってきた稜線が一望できました。一番向こうの高い山が四寸岩山です。
そして大天井ヶ岳 1,439m へ登頂! この2日間の最高点です。標高約150mの六田駅から2日かけてやってきました。
その後、五番関の女人結界を経て天川村の登山口へ下山。大峯奥駈道の第1回目が無事に終了しました。
大峯奥駈道縦走はこの後、5月に第2回がひかえています。第3回目は、9月または10月を予定しています。南部の方は区切り方が難しいのですが、全5回程度で、遅くとも12月には完結できればと考えています。
ご参加の皆さま、ありがとうございました&お疲れさまでした! それぞれのタイミングで熊野を目指していきましょう!