椿岩撤退→鬼ヶ牙でプチアルパイン(東峰南尾根第3尾根)
10/1(土) 鈴鹿山脈の前衛、鬼ヶ牙の岩場へ
本当は椿岩でのんびりフリークライミングのつもりだったのですが、立派なスズメバチの巣に怖気をなし1本登って即撤退。
このまま帰るのはさすがに…ということで急遽転進。こちらはこちらで前から行ってみたかったので、結果オーライ?
下部ではひさしぶりにスラブの恐怖感を味わい、上部ではブッシュにまみれるジャパニーズアルパインクライミングを楽しみました。
最初はGPSの起動忘れで若干飛んでいます。反時計周りに行動。路肩は駐車禁止となっており、画面外の上流の方(左側)まで進んで駐車しました。
ちなみに椿岩はこんな感じ。この日いた先行パーティは後日記録を発見したところ結局終日登っていたようですが、そのメンタルの強さは私たちにはなかったですね…。1本登っているときも偵察のハチがブンブンしており結構ストレスでした。
話は戻って鬼ヶ牙へ。アプローチ中に見えた小ピーク。ちゃんと位置関係確認してませんが、途中で越えたピークかも。このあたりどこも岩がちで探検のし甲斐がありそうです。
下部スラブは右側と左側があり右の方が一般的なようですが、右の出だしは傾斜がかなり緩く見えたので、登りごたえのありそうな左へ。リードを申し出たものの意外と壁が立っていて恐怖でした…。支点はしっかりしたものが何か所かあったので、トップロープも可能です。
途中で見つけたユニークな地層。
短く切って3ピッチほどスラブを登るとヤブの多い岩尾根に突入。途中に落石防止の金網があったり、ある意味個性的なルートです。今回は3人でしたがもともとフリークライミングに行くつもりでシングルロープを持ってきており、システム的にスタカットだと時間がかかるため、途中からタイトロープを一部使用しました。
ハイライトはこの小岩峰。支点は腐ったハーケンが2ヶ所あり。手前の松の木で確保。
全体的に明るくロケーションはよかったです。
ロープをしまってから立派な岩峰が出てきてビビりましたが、中腹にフィックスロープがあり容易にトラバースできました。尾根通しに行く人もいるようです。右奥に隣の尾根(第2尾根)が見えていて、あちらも気になりました。
登ってきた尾根を振り返る。
山頂標識は地形図の488mピークの手前のピークにありました。
下山は沢沿いの一般道をたどりましたが、分岐の標識に危険ルートと書いてあった通りなかなか強傾斜でワイルドな道でした。
リンク
案内していただいた先輩の記録(ありがとうございました!)
尾根の名前はこちらのレポートに倣いました
同レポートの動画版。第2尾根の側壁にルートを拓いたとのことなので行ってみたいですね。