奈良吉野の移住登山ガイド ちくちゅーの日記

山が好きで、山に住んでみたくて移住しました。山暮らし、ガイド報告、登山ネタetc.

暑い夏にオススメ! 甘くないエレクトロライトパウダー

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昨年のヒマラヤ遠征でサポートしていただいた縁から、ガイドとして、一登山者としても引き続き KODA Japan様に応援していただけることとなりました!
本当にありがたいことで、今後もそれに見合う活動をしていきたいと気が引き締まる思いです。

www.kodajapan.jp

ジェル、パウダーともに早速活用させていただいていますが、特に最近のマストアイテムはこのエレクトロライトパウダー。
大量に汗をかく暑い夏にはナトリウム補給が欠かせませんが、エレクトロライトパウダー1本で440mgのナトリウムを補給することができます。

いまの季節はすぐに温くなってしまうため、ペットボトル半分にエレクトロライトパウダーを溶かして傾けた状態で凍らせ、翌朝残りのスペースに冷水を入れて、徐々に融けるようにしています。
常にひんやり冷たい状態で飲むことができ、オススメです!

成分など詳しくはWebサイトをチェックしてみてください↓↓
https://www.kodajapan.jp/.../products/electrolyte-powder

気になった方はぜひ登山用品店で探してみてください~
レモン味とカシス味があります。個人的にはカシス味がお気に入りです♪

以下、僕のように理屈っぽい人向け(笑)の、細かい話…

運動時の汗には0.3~0.9%の塩分が含まれているそうです。つまり、1Lの汗をかいた場合、3~9gの塩分が失われる計算です。
通常、少量の汗では汗腺から塩分が再吸収されるそうですが、激しい運動で発汗量が多くなると再回収が間に合わないため、多くの塩分を失ってしまうようです。
食事からも塩分は摂れるため、同量の塩分をドリンクから補給する必要はないとは思います。目安として日本スポーツ協会では、熱中症予防の水分補給として0.1~0.2%の食塩を含んだ飲料を推奨しています。自分としてはだいたい、失われる量の半分程度ということだと理解しています。

エレクトロライトパウダー1本には440mgのナトリウムが含まれています。
塩分・ナトリウム換算式は、「ナトリウム(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)」のため、440mgのナトリウムは1.12gの食塩相当となります。
標準量としては500mlの水に対してエレクトロライトパウダー1本のため、1Lで880mgのナトリウム=2.24gの食塩相当量が補給できるという計算です。
冒頭に戻ると1Lの汗で3~9gの塩分が失われるため、運動時はやはり水500mlに対してエレクトロライトパウダー1本を溶かして、失われる汗に含まれる半分程度の塩分をドリンクから補給するというのがいいと思います。

もっと細かな話をすると(笑)、水分補給のためには塩分だけでなく糖質も含まれている方が吸収効率がよいため、水分補給という意味では糖質も溶かしてやった方がいいです。一般的にはスポーツドリンクにはナトリウムと糖質がどちらも含まれています。
ところで、エレクトロライトパウダーには糖質が含まれていません。これは敢えてで、運動の激しさにより失われる塩分量が異なるため、水分/糖質/塩分の補給量を各人がそれぞれカスタマイズできるという利点があります。
運動強度が高かったり気温が高いと発汗量が多くなりより多くの塩分が失われる傾向にあるので、その場合はパウダーを溶かす量を増やすといった方法がありますね。

ただこの夏の経験からすると、どんなに厳密に糖質や塩分を調整してドリンクをつくっても、温いと飲む気がなくなってしまうので意味ないです(笑)
というわけで結論としては写真の通り、半分氷・半分水の状態で家を出ると昼頃まで冷たい状態でいい感じです。
これはKODAジャパンのIさんに教えていただいた方法です。
糖質が含まれていないので、後味が甘ったるくなくさっぱりとしているのもよいですね。

参考:
飯塚病院 脱水と塩分
https://aih-net.com/eiyoubu/information/info_059.html
大塚製薬 効率的な水分補給
https://www.otsuka.co.jp/health.../heat-disorders/replenish/
ランニングの発汗で塩分がどれだけ排出できるのか調べてみよう
https://no-shukketsu.com/salinity_of_sweat/