9/20~21で1年ぶり、11回目の富士山へいってきました。
昨年はヒマラヤ前の高所順応で夏の間だけで3回もいきましたが、今年は今回が最初で最後かなと思います。
今回は吉田口より往復。早朝の5合目は誰もいない。
最初は大型側壁ぞいのジグザグ道。尾根ぞいに山小屋が並んでいるのがよくわかりますね。
7合目付近よりいきなり岩場となり(写真真ん中が岩場のスタート地点)、これ以降頂上まで岩場が続きます。この登山道を下山してきている人を多数見かけましたが、もれなく膝がつらそうでした。(通常はつづら折れのブルドーザー道が下山道です)
山小屋はすべて閉まっています。
疲れきった人たちの姿も。
翌日、頂上よりのぞむご来光。
巨大な影富士。
日本で一番高いところ、剣ヶ峰にて。さすがに寒かったです。
朝は氷点下でした。山頂部の池はカチンコチン。
下山してくるとすごい車の数。観光バスも多く、5合目は外国人観光客だらけ。よくある表現ですがもはや日本ではないみたいでした。
赤富士ハヤシ食べて帰りました。
今回は9月後半というシーズン外れの登山なので、通常の(夏の)富士登山の参考にはならないと思います。昨年もそうでしたが今回もかなり風に痛めつけられました。写真に風が写ればいいのですが、あいにくそのような写真はまだ発明されていないようで。写真だと人も少なく静かで楽々快適なコンディションに見えるかもしれませんが、実際には低温と強風との闘いとなりました。
ちなみに夏山期間以外における富士登山については、ガイドラインが出ています。参考までに↓
富士登山における安全確保のためのガイドライン|安全・リスク情報|富士登山オフィシャルサイト
富士山は見る山であって登る山ではない、という声もありますが、個人的には富士山は登って面白い山だと思います。決して楽ではない、安易に誰にでもおすすめできる山ではないですが、日本の山の中ではけた外れのスケール(高いというよりデカい)、高所の薄い空気はここでしか味わえません。登山道もメジャーな4コースに加え、5合目以下の古道や海抜0メートルからのトライといった選択肢もあり、自分自身まだすべてを歩きつくせてはいません。富士山は、面白いです。きっとこれからも通い続ける気がしています。