地域おこし協力隊卒業後、独立丸一年が経ちました
今日は3/31ですね。年度末です。
昨年の2017/3/31に奈良県川上村地域おこし協力隊を卒業して、丸一年が経ちました。
個人的に地域おこし協力隊は任期3年間できっちりと終わりにしたい、そこからは個人の力で頑張っていきたいという気持ちがあり、役場の方からは地域支援員といった形で残らないかというお誘いもいただきましたが、それはお断りし、ただの一村民であり個人事業主という立場として昨春新たなスタートを切りました。
仕事としては協力隊任期中に始めたエコツアーがありましたが、正直なところそれで生計をたてていけるという確信はなく、「まぁなんとかなるでしょ」くらいの甘い見通ししかありませんでした。ある意味幸せ者でしたね。笑 そんなわけで最初は生活していけるのか不安で仕方がない気持ちに襲われる夜もありましたが、なんとか無事に一年が終わって少しほっとしています。
ガイド仲間とエコツアー団体「山遊び塾 ヨイヨイかわかみ」を初めて丸3年。
昨年秋には登山ガイドとしての活動を本格化するべく、自身の個人事業として、「ちくちゅー登山ガイドサービス」を初めて半年。
どちらも「自分が本当にいいと思ったところ、奈良吉野の自然を紹介していく」ということをやっていることに変わりはありません。
独立一年目の今年は、森林調査や農業のお手伝いなど、ガイド以外の仕事もいくつかさせてもらいました。それもいまにつながるいい経験となっていますが、あくまでそれは副業。
あくまで自分が中心とするところは「(地域密着型の)ガイド」だと思っています。奈良吉野の魅力を紹介するということにはいろいろな方法が考えられますが、自然解説をするインタープリターとして、企画をつくるプロデューサーとして、安全管理をするインストラクターとしてetc、いろいろな顔をひっくるめて、自然と人との接点であり、最前線に立つ職業であるガイドを極めるということを、これからもきっちりとやっていきたいと思います。
とりあえず1月半ばに、「これからは副業・アルバイトをしない」という逆目標?をたてたので、これは守っていきたいところ。やせ我慢をするという形ではなく、本業で忙しくてそんなことをしている暇はない、という形で達成するよう努力していきたいと思います。
とはいえ正直なところ、自分がこの吉野で地域密着型ガイドとしてやっていけなかったとしても、この地の自然が魅力的であることは歴然とした事実なので、いずれ誰かがやるだろうと思いますし、既に語り部や登山ガイドとして活躍されている先輩方は奈良県内、吉野郡内にたくさんおられます。
自分もそうしたガイドの仲間入りをはたし、いつかは「あんな風になりたい」「ガイドっていい仕事だ」「ここでガイドとして生きていきたい」と思われる存在になりたいと思います。
なんて決意表明しても、これまでもこれからも同じ日常が続くわけですが。。笑
新年度一発目にふさわしく、明日は桜咲く吉野山のガイドです。楽しみ~